シナリオ名不明 1日目

プレイヤー・キャラクター紹介

 
KP:藤成ハク
PL:ゆり あんず
 
 
 
 
 
 
 
藤木 彩(ふじき あや)(PL:ゆり)
STR: 7 CON:14 SIZ:13 DEX:12
APP:16 POW: 8 EDU: 9 INT:13
SAN:40 幸運:40 アイデア:65 知識:45
HP:14 MP:8 db:±0
言いくるめ:25 芸術(写真):30 写真術:40
心理学:55 製作(写真):35 目星:45
 
写真を撮ることを全力で楽しむ22歳。
撮り出すと我を忘れるが本当はおっとりマイペース。あまり恐怖を感じない。
 
 
 
和岡瀬トシキ(わおかせ としき)(PL:あんず)
STR:14 CON: 5 SIZ:14 DEX: 7
APP:13 POW: 4 EDU:13 INT:13
SAN:20 幸運:20 アイデア:65 知識:65
HP:10 MP:4 db:+1d4
言いくるめ:25 隠れる:50 聞き耳:50 経理:50
コンピュータ:71 説得:15 図書館:45 法律:65
英語:51 目星:50 薬学:21


とっても心が弱く、臆病な21歳。仕事が不調で不眠症気味。
いつも不安がっており、何か気になるものがあると確認せずにはいられない。
けったいな苗字はKPが考えた。
 
 
 
 
 
シナリオの時期は、暑い日々の続く夏休みシーズンです。
PCたちは九津ヶ浜という海水浴場に泊まりがけで遊びに来ています。
田舎にあるあまり人気のない海水浴場ですが、そのおかげで海の水も浜辺の砂もきれいで、実は穴場なのです。PCはこの海水浴場で唯一の民宿である「あさひ屋」で、岡村浩介という友人と合流する予定です。この岡村が、PCたちに穴場の海水浴場である九津ヶ浜をPCたちに紹介してくれたのです。
 
 
約束の二日前、岡村浩介からメールが届く。
 
●岡村からのメール
 もうすぐバイトも終わる。いまは話せないけど、すげーものを見つけた。みんながこっちに来るころには、大騒ぎになっているかも。バイト料もかなりもらえそう。
 あと、久美ちゃんっていう、かわいい子と知り合いになれた。こっちに来たら紹介してやる。
 
 
 
 KP:ふたりとも1d100してえ~~
 
 トシキ:66
 
 彩:62
 
 KP:はいはい。聞かれたことには答えるけど聞かれなかったら言わないスタンスでいきます!
 
 
 KP:じゃあ岡村と海水浴場で合流する予定だけどどうやっていく?
 
 彩:私バス
 
 トシキ:車で行こうかな
 
 KP:トシキはくるま、彩ちゃんはバスでいい?
 
 
トシキと彩の二人は待ち合わせ場所に到着したが、浩介の姿はない。
 
 彩:「じゃあ私海の方見てくるね」
 
 トシキ:浩介に電話をしてみます
 
海岸にも浩介の姿はなく、携帯も「電源が入っていないか、電波の届かないところにいる」とつながらない。
 
 彩:「どこいっちゃったんだろ」
 
 トシキ:「電話もつながらないなあ」
 
 彩:「アルバイト先行ってみようよ!」
 
 トシキ:「住み込みのバイトだとか言ってたよな…行ってみようか」
 
 彩:「そういえば場所わかんないや・・・笑
どうしよっか!」
 
 トシキ:「俺も知らないよ…どうしよう、田舎だし、誰かに聞けばわかったりするのかな………」
 
 彩:「海だし人いっぱいいるもんね!聞いてみよ!」
 
海岸には、地元の人と思しき人物がいた。トシキが話しかける。
 
 トシキ:「あの……僕たち、塩瀬さんのお宅を探してるんですけど どこにあるかわかったりしますか?友達が、住み込みで働いているらしくて。でも連絡が取れなくて困ってるんです…………」
 
 地元の人:「九津ヶ浜の海岸から徒歩で二十分程度のすぐ近所ですけど……あの腹切り屋敷になんの用なんですか?」
 
地元民は怪訝そうな顔で尋ねてくる。
 
 トシキ:「ハラキリ屋敷?」
 
 彩:「腹切り屋敷ってなんですか!!!!」
 
 地元の人:「ええ、ハラキリ屋敷です。塩瀬家が腹切り屋敷と呼ばれているのは、過去に塩瀬家の人間で二人も腹を切って自殺したということが由来しています。また、腹を切ってではありませんが、首つりや投身自殺、または失踪した塩瀬家の人間は何人もいますよ。」
 
 トシキ:「そんな話は浩介から聞いたことないな……」
 
 彩:「うん 私も・・・」
 
さらにトシキは地元の人に問う。
 
 トシキ:「塩瀬の家は何の仕事をしてらっしゃるのですか?」
 
 地元の人:「詳しくは知りませんが、そこそこ広い山林を所有していため、ふたりともこれといった定職にはついていないようですよ。」
 
 彩:「お金持ちなのかなー」
 
 トシキ:「そうなのかもしれないね」
 
地元の人に、塩瀬家までの道を訊く。
 
 トシキ:「ありがとうございます、とりあえず塩瀬の家へ行ってみようと思います。詳しい道を教えていただけますか?」
 
地元の人は、快く道を教えてくれた。
 
 トシキ:「助かりました」
 
トシキと彩は塩瀬家へ向かうことに決めた。
トシキの車に彩も乗り込み、二人は海岸を後にした。
 
 彩:「トシキ喉乾いた!」
 
 トシキ:「うーん 確かに疲れたな。どっかでお茶でもするか?」
 
 彩:「するー!」
 
二人はお茶のできそうな適当なお店に入って行った。
 
 トシキ:「アイスコーヒーにしようかな。彩は?」
 
 彩:「オレンジジュース」
 
すぐに出てきた飲み物を流し込みながら、二人は少し腹切り屋敷という言葉が引っかかっていた。
 
 トシキ:「ハラキリ屋敷とか言ってたけど、あの話はほんとうなのかな?」
 
 彩:「噂じゃない? 私あんまり信じてないよ」
 
 トシキ:「だよなぁ、自殺した人の住んでた家、と思うと 行くのも気が引けるなあ。ほんと浩介どこにいるんだ?」
 
そう言いながら、トシキは携帯を取り出し、再び浩介と連絡をとろうと試みる。やはり電話はつながらないが、携帯に着信が入っていることに気がつく。
 
 トシキ:「あれ?電話が入ってる。かけ直してみるか」
 
 彩:「うん」
 
  ・
  ・
  ・
 
 トシキ:「民宿からだった。とりあえず塩瀬家の前に民宿へ行こう。チェックインしなくちゃ」
 
 彩:「あ!すっかり忘れてた!」
 
チェックインの時間になっても現れないトシキと彩に、民宿が心配して電話をかけてきたのだった。
 
 トシキ:「ジュース飲んだら行こうか」
 
 
慌ててコーヒーとジュースを飲み干し、民宿へ向かった二人。
 
 彩:「あぁー良かった間に合った?ね!」
 
 トシキ:「間に合ってないだろ(笑)電話がかかってきたんだぞ。すみませんでした……ありがとうございます」
 
 従業員:「いえいえ、大丈夫ですよ~」
 
民宿では従業員がチェックインの手続きをしてくれる。二人は部屋の鍵を受け取った。
 
 トシキ:「とりあえずこの重たいお泊りセットは部屋に置いておこう」
 
 彩:「そうだね、チェックインも終わったし早く屋敷にいってみよ!」
 
二人が部屋に荷物を置くと、民宿のおかみがウェルカムドリンクを持ってやって来た。
 
 トシキ:(さっきコーヒー飲んできちゃったしなあ)
 
二人はドリンクには手をつけず、あとでいただくことにしてひとまずドリンクは冷蔵庫の中に入れた。
 
 おかみ:「遠いところからわざわざお越しくださってありがとうございます。こちらへは観光に?」
 
 トシキ:「はい、そうです。ここの海水浴場が穴場だって友達が……」
 
 おかみ:「もしかしてお友達というのは岡村さんですか?」
 
 彩:「!!!」
 
 トシキ:「浩介を知ってるんですか?」
 
 おかみ:「ええ、岡村さんは夏の始めごろからずっとお泊まりになられてますよ」
 
 トシキ:「え、ここにですか?」
 
 おかみ:「ここですよ」
 
 トシキ:「そういうことだったんですね。ええと、じゃあ、浩介は今どこに?」
 
 おかみ:「二日前の夜から帰っておられませんよ。塩瀬家にお泊まりになられてるんではないでしょうか?」
 
 トシキ:「おかしいなあ、浩介が俺たちを海に誘ってきたのに。待ち合わせ場所にいないんですよ、アイツ」
 
 彩:「塩瀬さんの家にお礼にでも行ってるとか?」
 
 トシキ:「ああ、そういえば二日前のメールにもうすぐバイトが終わる…的なことが書いてあったな」
 
 彩:「やっぱりそうだよ!行くしかないよ!」
 
 
二人は塩瀬家へ向かうことに。
 
塩瀬家は九津ヶ浜に昔からある旧家です。やたらと広い敷地は、高い土塀で囲まれています。塀の門には呼び鈴もなく、中には自由に入ることができます。
 
 KP:ねえ~~だれか塩瀬家の配置かいてえ
 
f:id:chizuri:20160501211506p:image
(三人で同じ情報が共有できるように、参考までに使用したものです。細かい位置関係がわからないので勝手に描いています。忠実なものではありません。すみません)
 
 トシキ:「うわぁ……でっか」
 
 彩:「ね・・・こんな大きいとは思わなかった・・・」
 
 トシキ:「ちょっと緊張するけど…行こうか」
 
敷地内は家が何軒も建てられるほど広いのですが、ひどく荒れています。庭木の枝は伸び放題で、地面は雑草に覆われています。門に一番近いところに、古びた平屋の日本家屋が建っていますが、屋敷というにはずいぶんとお粗末な建物です。また、母屋から少し離れた場所には、さらにみすぼらしい小さな家屋が建っています。
 
 トシキ:「これじゃあ腹切り屋敷って言われてもしょうがないよな(小声)」
 
 彩:「トシキ先行って」
 
 トシキ:「むりむりむりむり!俺怖いのダメだもん」
 
 彩:「もーー男のくせに!じゃあ私行くよ・・・」
 
敷地内を歩き回れば、古びた離れの近くに最近耕された畑のようなものがあるのに気づきます。
 
 トシキ:「家はボロボロだけど………畑は手入れされてんだな」
 
 彩:「当たり前だけど人住んでるんだね」
 
 トシキ:「な、なにが植えてあるんだろう」
 
トシキは土に埋まっているものに〈目星〉、彩は土を掘ってみる。
 
 トシキ:〈目星〉→失敗
 
 KP:(トシキは)特になにもわかりません ほった彩ちゃんは違和感を感じます アイデアどうぞ
 
 彩:〈アイデア〉→成功
 
 KP:別の場所で掘り出した土を地面にまいただけであることがわかります。
 
 トシキ:「と、ととと とりあえず (母屋の)玄関まで行ってみようぜ」
 
トシキはすっかり腹切り屋敷に怖気づいている。
 
 彩:「レッツゴー」
 
二人は母屋の玄関の前に辿り着く。
 
玄関の脇には、鮮魚などをいれておくような発泡スチロール製の箱が山積みになっています。
 
 彩:「とりあえずノックしてみよ!、」
 
 KP:口元に色っぽいホクロのあるなかなかの美人が現れます
 
 彩:「こ、こんにちは!」
 
 トシキ:ガクブル……
 
 塩瀬嫁:「こんにちは、どなたですか?」
 
 彩:「浩介の友達何ですけど!!!」
 
 塩瀬嫁:「ああ、岡村さんの。岡村さんがなにか?」
 
 トシキ:「ええと、浩介がここにいるんじゃないかと聞いて…………今日、会う約束だったのに来ないし、連絡も取れなくて」
 
 塩瀬嫁:「そう、ここにはいないわよ。」
 
 彩:「どこに行ったかも知りませんか?」
 
 塩瀬嫁:「しらないわ。」
 
 トシキ:「で!でででで ですよね!こんなところにいないですよね!ハハハ…かかか帰ろう!彩!」
 
 彩:「う、うん・・・」
 
 トシキ:「ち、ちち ちなみに 浩介を最後に見たのはいつですか?」
 
 塩瀬嫁:「岡村さんを雇っていたのは夫よ。興味がないから覚えていないわ。」
 
 トシキ:「はあ、旦那さまが……旦那さまは、その、どちらに…………」
 
 塩瀬嫁:「知らないわ。」
 
 トシキ:「そ、そうですか。あ あ ありがとうございました」
 
 彩:「本当に何も知らないんですか?」
 
 塩瀬嫁:「本当に何も知らないわよ。」
 
 彩:「旦那様はいつお帰りになるんですか?」
 
 塩瀬嫁:「知らないって言ってるじゃない。しつこいわよ。」
 
 トシキ:「ヒエェ………(小声)」
 
 彩:「とりあえず1回かえろうかトシキ」
 
 彩:(腹立たしい・・・)
 
 トシキ:「そうしよそうしよそうしよそうしよ」
 
トシキはその場から離れようとする。そうして、もう一度トシキが母屋を振り返った時、もう塩瀬の嫁は家の中に戻っており、姿は見えなくなっていた。
トシキのあとについて彩も歩く。二人はこれまた粗末な小屋の前へ来た。
 
 KP:はい、じゃあ小屋の前についたところで美人が家から出てきます
 
 塩瀬嫁:「何をしてるの!?」
 
 トシキ:待って!
 
 KP:はい
 
 トシキ:女の人が家から出てくる前に、気配を察知することはできます?
 
 KP:例えば何で?
 
 トシキ:身をかがめて雑草に隠れたいです(笑)(笑)
 
 KP:〈幸運〉からの〈隠れる〉で!ふたりともだよ~~ 対峙してもよい
 
 彩:ほいとりあえず!隠れる!
 
 トシキ:〈幸運〉→失敗
 
 トシキ:はーい幸運に失敗しました
 
 彩:あっ
 
 彩:〈幸運〉→成功 
 
 彩:〈隠れる〉→失敗
 
 KP:ああ~~ 「何してるの!?」です
 
 彩:「立派な小屋ですねぇ(じろり)」
 
 トシキ:「あ?あれえ門はどこかなあ」
 
 塩瀬嫁:「何してるの?って聞いてるのよ。」
 
 トシキ:「いやあ、実に立派な家だ。立派すぎて、出口がどこだか」
 
 彩:「迷っちゃいました(じろり)」
 
 塩瀬嫁:「そう……門はあっちよ」
 
 トシキ:「ありがとう」
 
 トシキ:と、去り際に小屋に目星
 
 KP:どうぞ
 
 トシキ:〈目星〉→失敗(100ファンブル
 
 KP:突然強い風が吹き砂ぼこりがまいトシキは目が見えなくなります しばらく
 
 トシキ:「げほげほ……目があ…目がァァ…………!」
 
 KP:バルスwwwwwwwwwwww
 
 彩:笑笑笑笑
 
 彩:出口に向かいます
 
 トシキ:女の人はどうしていますか?いないなら匍匐前進でまたも小屋に接近します
 
 KP:あなたたちが出ていくのを見てますよ 出口から
 
 トシキ:なるほど 出ましょう
 
 彩:おとなしく出ていきます い ま の と こ ろ は
 
 トシキ:「さて、どうするよ」
 
 彩:「なんかあの家おかしくない?
根拠はあんまりないけど・・・あ、でも!畑がなんかおかしかった!」
 
 トシキ:「そう思うよ、なんかすっごい不気味だし、なんかひっかかるというか……畑が?俺は何にも気づかなかったけど」
 
 彩:「やっぱりそう思うよね!
土が・・・なんか別のとこから持ってきたみたいな感じ・・・?」
 
 トシキ:「別のところ?うーん詳しいことはよく知らないけど畑にするのに土が足りなかったとか、そういうこと、なのかな」
 
 彩:「そんなことあるかなぁ・・・うーん・・・とりあえず・・・旅館戻る?」
 
 トシキ:「そうするしかない。おかみさんにも、もう一度浩介がいそうな場所を聞いてみよう」
 
 彩:「そうだね・・・!」
 
二人は仕方なく民宿へと戻ってきた。
トシキは、受付にいるおかみのもとへ寄っていく。
 
 トシキ:「おかみさーーん」
 
 おかみ:「どうされましたか?」
 
 トシキ:「塩瀬家に行ってみました。奥さんとすこしだけ話をしました…。でも浩介はいないし、居場所もわからないって」
 
 おかみ:「あら~~困りましたねえ。」
 
 トシキ:「他に、わかりませんか?浩介の行きそうなところ」
 
 おかみ:「さあ……沢山のお話をしなかったものですからねえ」
 
 トシキ:「まあ………そうですよね。それにしても、塩瀬の家は広いですね。でもなんだか古めかしいというか……手入れされているのが畑のみ、という感じで。いつからああなんですか?」
 
 おかみ:「ですが、岡村さんは近くの商店街でよく買い物をされていたみたいですよ。
江戸時代から続いている旧家ですから、ひろいは広いのでしょうけど。自殺や失踪が多くてねえ、塩瀬家は徐々に衰退してきて現在のようですよ。それと同時にじゃないですかね」
 
 トシキ:「え、そうなんですか!浩介がいるかはわからないけど、せっかくだし散歩がてら僕も行ってみようかな……。
塩瀬家は腹切り屋敷、って呼ばれているんでしょう?たしかに、あの感じは幽霊屋敷っぽかったですけど…もっと詳しく知っていることはないですか?」
 
 おかみ:「塩瀬家についてはあまりわかりませんが、岡村さんの衣服の洗濯をこちらで行っておりまして。いつもお洋服は上から下まで泥まみれで、一体どんな仕事をしていたらあそこまで汚れるのか不思議でしたねえ。」
 
 トシキ:「文枝……… そうでしたか。ご親切に、どうも。えっと、またなにか思い出すことがあれば伝えてください。僕は商店街にでも行ってみます。せっかくだし」
 
 
——その頃、
 
 彩:彩はネットで腹切り屋敷について調べようとします
 
 KP:彩ちゃん検索トショカンかインターねっと
 
 彩:〈図書館〉→成功
 
彩はネットを使い腹切り屋敷について調べてみるが、いま知っている以上の情報は出てこなかった。
 
 KP:彩ちゃんはこれからどうする?
 
 彩:YOSHIKIを探そうかな
 
 トシキ:だれやねん
 
 KP:だれやねん
 
彩がYOSHIKIを探している間に、トシキが彩のもとへとやってきた。
 
 トシキ:「俺はちょっと散歩に行ってくるから」
 
 彩:「え、散歩ってどこ??」
 
 トシキ:「おかみさんの話では、浩介はよく商店街に行ってたらしい。まあ、浩介がいるとは思えないけどせっかくだし散歩にね」
 
 トシキ:「じゃあ」
 
そう言い残して、トシキはそそくさと行ってしまう。
 
 彩:「わかった! 私は別のところで調べ物してるね」
 
 
 
トシキはひとり、商店街を歩いている。
何か気がつくことはないか〈目星〉を振ってみる。
 
 トシキ:〈目星〉→失敗
 
 トシキ:「さびれた商店街だなあ」
 
何の目的もなくふらふらと散歩を続けるが、民宿で食べるおやつを買おうと思い立つ。そしてちょうど、駄菓子屋を発見する。
 
 トシキ:「うわー、こんなところに駄菓子屋が!雰囲気あるなあ」
 
 KP:高校生くらいの女の子が接客してるよん
 
 女子高生:「いらっしゃいませえ」
 
 トシキ:「こんにちは」
 
 KP:にこーってワライカケテクレマす
 
 トシキ:「懐かしいお菓子がいっぱいだ。こういうの好きだろうなあ、浩介も」
 
そう言いながら、トシキは店内をよく見て回るが…
 
 トシキ:〈目星〉→失敗
 
 KP:じゃあ特に好きなお菓子はなかったみたいだよ
 
 トシキ:そりゃあ残念だけど なんかお店の女の子に申し訳がないのであんず棒買います
 
 KP:売ってくれます
 
 トシキ:「大変ですね。高校生?」
 
 女子高生:「そんなことないですよ~高校2年生!」
 
 トシキ:「えらいね。今は夏休み?」
 
 女子高生:「そうです、おばあちゃんのお手伝いしてて!なつのあいだはここで働くことになってるんです。」
 
 トシキ:「夏の間のアルバイト……。ねえ、君 岡村浩介っていう僕くらいの歳の男を知らない?」
 
 女子高生:「知ってますよ!岡村さん、海水浴場によくいる方ですよねー?」
 
 トシキ:「そいつだよ。浩介に誘われて、海まで来たのはいいものの、いないんだ。連絡もつかないしすごく困ってる。何か知ってることはない?」
 
 女子高生:「うーん、これといって知ってることは……あ!でも岡村さんに塩瀬さんっていう方のお家に、埋蔵金伝説があるかどうかを聞かれました。」
 
 女子高生:「思わず笑っちゃって!ありえないし、信じない方がいいですよっていったらすっごくガッカリしてたのを覚えてます。」
 
 トシキ:「この夏も必死こいて働いてたみたいだし、ほんと金に目がないんだな(笑) おもしろいなあ、埋蔵金伝説って、どんなの?」
 
 女子高生:「詳しくは知らないんですけど……塩瀬家の地下には何かが隠されてる!みたいな感じの、昔話みたいなものです。埋蔵金だったり、狂い死にした塩瀬家の人の死体だったり、秘密の地下通路だったり、色々聞きますね~、でもみんなあんまり信じてないですよ」
 
 トシキ:「塩瀬家ってすごいんだな……。俺は今日ここにきたばかりだけど、腹切り屋敷だとか、いろいろ聞くよ。浩介がいるんじゃないか、って尋ねてみたけど奥さんに知らないって、言われちゃったよ」
 
 女子高生:「そう!色々あるんですよ。地元の人ならみんな知ってると思うんですけど……。すみません一応仕事中なので(笑)おばあちゃんに怒られちゃう!」
 
 トシキ:「お仕事の邪魔して悪かった。でももうすこしだけ、話を聞かせてもらえない?民宿にも二日前から帰ってないっていうし、塩瀬家の噂も聞いて、結構心配してるんだ」
 
 女子高生:「大変ですね……。それなら私より桃山商店さんにいかれた方がいいと思います!岡村さんがよく桃山さんのお話されてたし、仲良かったんだと思いますよ」
 
 トシキ:「桃山商店、ありがとう。行ってみるよ。お仕事、がんばってね」
 
トシキは、さっき買ったあんずボーを店番の少女に1本差し出した。嬉しそうに笑いながら受け取る女子高生をしっかりと目に焼き付けて、トシキは商店街をあとにした。
 
 
 
——その頃、彩はひとり塩瀬家に戻っていた。
 
 KP:どうします?
 
 彩:人がいないかきょろきょろ
 
 KP:特に見当たらないなあ
 
 彩:じゃあそっと門を開けます
 
 彩:じゃあとりあえず周囲に警戒しながら小屋行きます
 
 KP:幸運 どうぞ
 
 彩:〈幸運〉→成功
 
 KP:じゃあ奥さんがじっとこっちを見ているのがわかります
 
 彩:怖い寒気した
 
 彩:それは私がどこにいる段階でですか?
 
 KP:小屋にいく途中かなあ だからはたけのよこ?
 
 彩:じゃあ何かを探すふりをして母屋にほうに行く 進路変えます 怖いんで
 
 KP:んー そうだなあ じゃあ奥さんがこっちに歩いてきます
 
 彩:そのまま探し物をするふりを必死でしてます
 
 塩瀬文枝:「あなた、本当に何をしにきてるの……?」
 
 彩:「いやぁすみません今日ピアスなくしちゃってここに落としたと思うんですけど・・・」
 
 KP:幸運ふって!
 
 彩:〈幸運〉→失敗ファンブル
 
 彩:97でした💕 ごめんなさい💕
 
 文枝:「そんなことで勝手に入ってきたの?さっき、小屋にいこうとしてたの見たわよ。本当は何をしにきたのよ!!!」
 
 彩:「呼び鈴見当たらなかったので・・・本当にごめんなさい! 先ほどこちらにお邪魔した時も迷って小屋の方まで行ってしまったので一応落としてないか確認しておきたかったんです」
 
 文枝:「迷って……?小屋と母屋しかない敷地で何を迷うのよ。もういいから、はやくでていって。」
 
 彩:「ハイ!!!サヨナラ!!!!」
 
 彩:帰りますダッシュ
 
彩はくるりと踵を返し、逃げるように塩瀬家をあとにした。
 
 彩:トシキに会いたいんで、まだいるかわからないけど商店街の方に行きます
 
 KP:幸運かなー みつけようとするなら!
 
 彩:〈幸運〉→失敗
 
 KP:時間的には商店街のなかにいるはずだけど みつかりはしないかなあ
 
 
 
——その頃、トシキは桃山商店へ向かおうとしていた。
 
 KP:幸運 みつかんないでしょお
 
 トシキ:〈幸運〉→失敗
 
 KP:えっ つかないよ
 
 KP:あっ もっかいこううん
 
 トシキ:〈幸運〉→失敗
 
 KP:えええ
 
 トシキ:POW4を舐めるなよ
 
 KP:彩ちゃんこううん
 
 彩:〈幸運〉→失敗
 
 彩:じっばいじだ
 
 トシキ:まてまて あたりに人がいない?いるなら道を聞こうかしら
 
 KP:トシキこううん
 
 トシキ:〈幸運〉→失敗
 
 KP:みんな足早に歩いてる 話しかけれそうな雰囲気ではないや
 
 トシキ:「困ったな……桃山商店がわからないや。うーん」
 
トシキは携帯を取り出し、桃山商店までの道を調べようとするが、この一帯は古い商店街であり、詳しい位置情報が記載されてなかった。
 
 KP:18:00すぎくらいだよ 商店街は少しずつ閉めていってる
 
 トシキ:諦めて帰ります
 
 KP:二人で幸運ふって
 
 トシキ:〈幸運〉→成功
 
 トシキ:はいはいはいはい! 成功しました!
 
 KP:わあおめでとおおおおお
 
 彩:〈幸運〉→成功
 
 KP:うーんお互いがお互いを見つけるよ ふたりとも商店街でうろうろしてるし
 
 彩:「トシキーーーーーーーー!!!いたーーーー、!!!!」
 
 トシキ:「ど、どうした?なんか……変だぜ」
 
 彩:「あの屋敷のオバサマ怖い・・・また行ったの・・・さっき・・・」
 
 トシキ:「あんなとこにひとりで?それは大変だったな」
 
 彩:「やっぱりいろんなことがきになって・・・」
 
 トシキ:「そうだろうな。またあそこへ出向くことになるんだろうなとは思ってたけど……。何か収穫はあったか?」
 
 彩:「うん・・・それがね、調べようとしたらあの女の人がこっちを見てるのに気づいて結局何も・・・」
 
 トシキ:「もうほんとにホラーだな。お疲れさま」
 
 トシキ:あんず棒をくれてやろう
 
 彩:「ありがと・・・美味しい」
 
 彩:瞬殺で食べます
 
 トシキ:「よ……よっぽどお腹が空いていたんだな……」
 
 彩:「( ˙༥˙ )」
 
 トシキ:(かわいい…………)
 
トシキはさりげなく彩の頭をぽんぽんと撫でた。
 
 彩:「( ˙༥˙ )」
 
 彩:(これは・・・!!!!)
 
 トシキ:「さ、…………かえろっか」
 
 彩:「うん!!」
 
二人は民宿へと帰って行き、夜を過ごして何事もなく眠りについた。